おいしいドッグフードを与えたい

愛犬には「おいしいドッグフードをあげたい」、と思うのは飼い主なら当然かもしれません。
しかし、愛犬にとって「おいしいドッグフード」とはどのようなものでしょうか?

新しいドッグフードを与えたら、お皿を空にして食いついたのに翌日からは食べなくなったということがあります。
これは、たまたまお腹が空いていたタイミングに与えたらからかもしれません。
愛犬は「わがまま」ですから、食べなければ他の「おいしい」ものをもらえると思ってしまいます。

ドライフードを食べなくなるケースも少なくありません。
元来生肉を食していた犬にとっては、ドライフードは本来の食事と言う感覚は少ないでしょう。
ウェットフードの食いつきが良いのはこの本来の食感が楽しめるからです。
しかし、ウェットフードだけでは栄養が偏ってしまうので、愛犬の健康維持のためには良くありません。

「おいしい」と感じるのには、犬と人では大きな差があります。
人がおいしいと感じるのは「味覚」です。
しかし、犬はこの味覚を感じる「味蕾(みらい)」が人の5分の1しかありません。
犬が「おいしい」と感じるのは、「匂い」→「食感」→「温度」→「味」の順番です。
ドライフードでもふやかして与えると食べるようになるのは、匂いが強くなり、水分を吸収することで食感が良くなるのです。
温度は、野生の時には狩をして温かい生肉を食べていたので、体温に近い温度のものをおいしく感じるのです。
味に関しては、特に「アミノ酸」と「甘味」を感じるようです。
また、犬は野生の時代にも果物を食べていました。
そのため甘味には敏感と言えるでしょう。

ドッグフードをおいしくするには、ドッグフードをふやかして、ワンちゃんがおいいしく感じる匂いの「煮汁」をかけてあげる方法があります。
「煮汁」は、「鶏のささみや鯛などの肉や魚」と「さつまいも、キャベツ、かぼちゃなど煮ると甘味がでる材料」を柔らかくなるまで煮込みます。
そのままドッグフードにかけると熱いので、水などで人肌程度に冷ましてからかけるようにします。

愛犬に「おいしいもの」を与えるのは、あれこれ自由に与えることではありません。
基本となるドッグフードを決めて、それに工夫しておいしさを加味することです。
愛犬の健康維持のためにも、この基本姿勢は守るようにしたいものですね。